『SAW(ソウ)1 アダムとゼップ』驚愕のソリッド・シチュエーション・スリラー映画主人公2人の謎を徹底解剖!

「SAW(ソウ)」全8作品の中で、最も評価された作品は、記念すべき第1作目。

SAW1 DVD

実は「ソウ」の最初の作品はジェームズ・ワン監督とリー・ワネルがインディーズ映画として作り出したもの。そのため撮影はたった18日間、かなりの低予算で制作されました。

サンダンス映画祭で上映された「ソウ」は大反響、その後カンヌ国際映画祭でも上映され、全世界で爆発的な人気を誇ることになりました。

サンダンス映画祭とは?
「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督が脚光をあびることになった映画「セッション」や、あの「リトル・ミス・サンシャイン」などを世に生み出した、インディーズ映画の祭典です。

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「ソウ1」以降の続編ももちろん面白いのですが、やはり、第1作目の衝撃にはかないません。

しかし!「ソウ1」には残り全7作の続編を持ってしても、解けない謎がいくつか存在するのです!

今回は、「ソウ1」の登場人物であるアダムとゼップの謎について考察していきたいと思います。


ジグソウの「ゲームの動悸」

2人の謎に迫る前に、ジグソウことジョンの、「ゲームの動悸・信念」をもう一度整理しておきましょう。

  • 自分の命を粗末にする者
  • 他者の命を粗末にする者
  • 生に感謝していない者
  • 他者の苦しみを笑う者

結構ブレブレしちゃうこともありますが、一応この「動機」が被験者となる要因です。

ゼップはなぜゲームに参加させられたのか?

まずはゴードン医師の病院の雑用係だったゼップ。

ゴードン医師の病院には、ジグソウことジョンもよく訪れていたようです。(おそらく外来)

ゼップのゲーム

まず、ゼップはジョンから「作用の遅い毒」を体に入れられています。

解毒剤を手に入れるためには、以下のゲームのルールに従わなければなりません。

ゼップのゲームのルール
・ゴードン医師とアダムのゲームを、ゴードン医師の自宅で監視する。
・ゴードン医師の妻と娘を人質に取り、タイムリミットが来たら殺害する。

しかし、ゼップは、タップ刑事(シン刑事の元相棒で、刑事を辞めても単独でジグソウを探していた男)が襲ってくるわ、妻から返り討ちにされるわで、タイムリミットが来ても妻子を殺すことができませんでした。

そして物語のラスト、妻子を逃したゼップは、ゴードン医師とアダムのいるバスルームに向かい、アダムに襲われて亡くなります。

被験者になる要因は見当たらず…

病院の雑用係だったゼップ。彼はこの作品の中で一度も「命を粗末にする」・「他者の命を粗末にする」・「生に感謝しない」シーンが見当たりません。

「他者の苦しみを笑う」どころか、患者を雑に扱うような発言をするゴードン医師に口をはさみ、嫌味を言われています。

「患者じゃなくてジョンだよ」と語る彼は、医師や医学生たちにも鼻で笑われるような、小馬鹿にされている人物でした。

もしかして後継者候補だった?

ここでひとつ、このゼップのゲーム、明らかにどの被験者よりも簡単だと思いませんか?

妻子を人質にとって殺すのはもちろん、全然簡単ではないですが、他の被験者に比べると、「自分を犠牲にする」部分がないのです。(毒は盛られてますが…)

そして何よりこのゼップ、妻子を人質に取りながら、怯える二人を弄んでいますよね。

これはもう、毒を盛られているだけの完全な共犯者。

毒を盛られて脅されているだけなら、もっと真剣に焦るはずです。

あふろこ
でも、彼は怯える妻子を見て楽しそう…。

もしかしたらゼップは、病院で医師や看護師、ともすれば患者にも見下され、小馬鹿にされて生きていたのかもしれません。

ゲームの被験者であったとはいえ、いままで自分を馬鹿にしてきた相手の妻子を脅かし、復讐する感覚、そして「人の上に立つ」という支配欲が、彼にとって快感となったのでしょう。

これは私の想像ですが、ゼップは後継者のテストとしてゲームに参加させられていたのでは…?と思います。

ポイント
色々と調べた結果、リー・ワネルの小説版「ソウ」で、ゼップはやはり、ジグソウの後継者候補だったようです。ジグソウの思想に共感し支持していたものの、しっかりと理解できていなかったため、「ゲームに参加し、身をもって体験されられた」という設定なのだとか。
あふろー
ゼップはきっと、本質的には優しい人だったと思うんだよなぁ…。

怪しいアダム

続いて、この作品を通してずっと、怪しい行動が多い、アダム。

アダム役を演じたのが、「ソウ」の脚本を手掛け、小説版の原作者でもある、リー・ワネルさんです!

リー・ワネル

アダムはジグソウの「ゲームの動悸」に当てはまるのか?

先にご紹介した、ジグソウのゲームの動悸について、アダムも特に命を粗末にしているような描写はありません。

もしかしたら、「他者の苦しみを笑う者」に当てはまっていたのか…?とも思えますが、それだけではないような気がするのです。

まず、「アダムに向けられた、ジグソウからのテープの内容」をもう一度おさらいしましょう。

「お前はいつも物陰に身を潜め他人の生活を覗いている。だが、覗き屋は鏡の中に何を見るか?私に言わせれば、今のお前の姿は怒りと恐怖が混じり、ひたすら哀れだ。お前は今日、自分の死を見るか、上手く逃げ出すか?」

アダムの仕事は「パパラッチもどき」のようなもの。

依頼されればどんな人の写真も撮りに行く、探偵のような仕事をしています。

あふろー
ゴードン医師の浮気現場を盗撮していたのもアダムでしたね!

そう!そしてその写真を依頼したのは、ジグソウを追うタップ元刑事!

ここからは完全に私の想像ですが、「アダムはジグソウの知り合いだったのでは…?」と思うのです。

アダムはジグソウの知り合いだった?

あふろこ
でも…、知り合いだったら、真横に寝転がってるジョンの顔を見ればすぐわかるでしょ?

そうなんです!だから、「顔見知りというほどではないけれど、何かしらの交流があったのでは…?」と考えました。

その交流は、「写真の盗撮・提供」目的で。

ジグソウは被験者の情報収集をするのに、いつも複数の写真を用いています。

「被験者になる人物の盗撮された写真」はかなりの頻度で「ソウ」全シリーズに登場します。

もしかしたらアダムは、「ジグソウからの依頼(つまり、次の犠牲者になる人物)と知りながら、写真の提供」をしていたのかもしれません。

アダムの不思議な行動

アダムは劇中、何度も「なんでそんなことするんだ?」という不思議な行動をとるシーンあります。

1. 最初、ゴードン医師にテープレコーダーを渡さなかったが、全てのテープを聞き終わったらあっさりとテープレコーダーを投げて渡す。

最初こそ、「テープレコーダーが壊れてしまっては困る」と、ゴードン医師にテープレコーダーを渡さなかったアダム。

ゴードン医師にテープを投げさせ、自らの手でテープの内容を再生、全て聞き終わったら、あっさりとゴードン医師にテープレコーダーを投げ渡します。

これは「テープレコーダーの内容を全て聞き終わったから」とも、「アダムがゴードン医師の写真を盗撮していたという内容が入っていたら、すぐに自分の手でテープを止めるため」とも考えられます。

しかし、「ジグソウゲームの次の被験者の写真を、盗撮していたことがバレるのを恐れたため」、つまり「ジグソウの共犯者であることをバラされるのを最も恐れた」とも考えられると思いませんか?

2. 「ゴードン医師のゲームの目的がアダムを殺すこと」と聞いても特に驚いたり、不思議がったりしない。

普通、ジグソウと何も関係なかったら、「何でゴードン医師に殺されなきゃならないんだ!」と思うはずですよね。

もちろん、アダムはタップ刑事の依頼でゴードン医師を盗撮していましたが、それだけで殺されるというのはちょっと大げさ。

何よりもアダムは、それまでパニックを起こして騒いでいたのに、「自分の殺害」というワードを聞いても、冷静で落ち着いているのが怪しいのです。

3. アダムが拉致される回想シーンの謎

アダムが拉致された時のことを思い出すシーンがありますが、ここも怪しい行動が多いのです。

まず、電気がつかない、懐中電灯がつかない、ちょっと物音がしただけで、「誰だ!?」と部屋の中を恐る恐る見て回るシーン。

確かに暗闇での物音は恐怖ですが、アダムは電気の消えた部屋で目覚めて、物音を聞いたらすぐにカメラのフラッシュ片手に部屋中を見て回ります。

あふろー
警戒心がすごい。

また、ビリー人形を見た瞬間、すぐにフルボッコにします。

普通、「なんだこれ?」とよく観察してみたり、調べてみたりしないでしょうか…?

確かに気味が悪いし、笑い続けるのを止めるためにボコボコにしたとも考えられますが…。

「なにか知っているのでは…?」という行動にも見えてしまうんですよね。

アダムはなぜゲームに?

アダムがジグソウに写真の提供を行っていたと仮定して、なぜアダムは今回の被験者となったのでしょう?

アダムが被験者となる頃、もう既にホフマン刑事は共犯者です。「ソウ5」にてジョンはホフマン刑事から「タップという刑事に気をつけろ」と言われ、「知っている」と語るシーンがあります。

SAW・タップ刑事

しかし、アダムはタップから「ゴードン医師の情報収集の仕事」を受けています。

もしも、アダムがジグソウの共犯者なら…、この行為は「ジグソウへの裏切り」となるでしょう。

あくまでも推測ですが、そう考えると、アダムがこのゲームに参加させられた理由として納得がいくのです。

そう考えると、アダムの行動の謎「ゴードン医師から殺害されることに驚かない」=「ジグソウからの抱腹だと勘付いた」・「ビリー人形をすぐに壊した」=「ジグソウだと分かったので調べる必要がなかった」なんて、つじつまが合うような気がしませんか?

あなたは、アダムがジグソウの姿を見たときの、この最後の表情を、どう捉えますか?

想像しながらもう一度楽しんで

ほぼほぼ私の妄想のお話しになってしまいましたが、「ソウ」は全シリーズ、あれこれ考えながら観るのがとても楽しい作品です。

自分なりのパズルのピースを組み立てていくのも、なかなか面白いものですよ。

あふろー
内容はグロテスクだけど…。

私は基本、グロいシーンは早送りして、重要なシーンだけ見返すようにしています…。

あふろこ
ずるい。

映画「SAW(ソウ)1」が無料で観られるのはU-NEXTだけです!

この機会にぜひ、U-NEXTで一気見してみて下さいね!

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