漫画『ニコイチ』全10巻まとめ!悲哀に満ちた女装サラリーマンの笑いと感動物語【ネタバレ・感想】

ニコイチ

『ジャングルはいつも晴れのちグゥ』や、先日ドラマ実写化もされた『ゆうべはお楽しみでしたね』の作者、金田一蓮十郎が描いた女装系(?)漫画です。

『ニコイチ』は、金田一蓮十郎による日本の漫画。『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)2004年創刊号から2012年3号まで連載された。
2016年5月よりNHN comico運営のコミックサイト『comico PLUS』でも連載されている。

金田一蓮十郎の青年漫画誌での初連載作品。須田真琴と藤本菜摘を中心に、女装、母子家庭に近い物、擬似同性愛(レズビアン)、血の繋がっていない家族の複雑な感情、我儘な子供とそれを叱れない親等、シリアスなテーマを扱ったラブコメ作品。

引用元:ニコイチ (漫画)ウィキペディア(Wikipedia)

ヤングガンガンにておよそ8年間連載さた青年漫画で、巻数は全10巻です。


『ニコイチ』のあらすじ

須田真琴(29)は、見た目はどこにでもいそうな冴えないサラリーマンですが、ある秘密をかかえています。

実は、小学5年生になる息子・崇を一人で育てているのです。

これ自体は、秘密ではありません。

彼の秘密とは、家に帰ると崇くんの『お母さん』になること。

つまり、彼は仕事に行くときは男性の格好を、家に帰る時には女装をするという二重生活を送っているのです。

そんな須田真琴ですが、ある日通勤中の電車で、ひっそりと想いを寄せる女性に出会う……。

『ニコイチ』のネタバレ/考察

まず、須田真琴の普段の姿と女装の姿のギャップに驚かされます。

普段の須田真琴が冴えない平凡なサラリーマンなのに対し、女装姿は髪、メイク、スタイル、ファッションとどこをとってもいい女なのです。

なので、同僚の菜摘や息子の崇でさえ、それらの姿が同一人物であることに言われるまで気づきませんでした。

そして、主人公の須田真琴がなぜ息子の前で女装をするのか…。

実は、崇は元カノが真琴に黙って一人で育てていたこどもでした。

その元カノですが、崇が幼い頃、突然の事故で亡くなってしまうのです。

真琴は亡くなった恋人の子どもの崇を意を決して引き取りますが、崇はママがいないことに耐えられずずっと泣き続けます。

そんな時に見つけたのが、元カノのメイク道具でした。

そうです、真琴は崇を安心させるために、自分が女装する事でお母さんになろうとしたんですよ!

なかなかない発想ですが、これを続けられる根気と親心は素晴らしいものです。

また、須田真琴を取り巻く恋愛問題にも注目です。

真琴は、前から気になっていた同僚・藤本菜摘を痴漢から救い出し、それが縁で菜摘と仲良くなります。

しかし、痴漢を撃退した時の真琴は女装をしていたのです。

つまり、菜摘は女友達として真琴と仲良くなったのでした。

菜摘のことを本気で好きな真琴は、菜摘へ自分が同僚の男であるとカミングアウトを決意します。

カミングアウトをされた菜摘の反応、ここも見どころです。

さらに、恋愛コメディの醍醐味、恋敵のキャラももちろん登場します。

菜摘には、1歳下にイケメンの弟の智(さとる)がいます。

しかし、智は実の弟ではなく、再婚した母の連れ子なのでした。

真琴は、智が姉の菜摘にずっと片思いしていることに気づいてしまいます。

智は菜摘にアタックするのか、真琴と智の間に何かあるのか…。ここは大変注目ポイントになります。

他にも、真琴の学生時代の元カノも出てきたりと、波乱万丈なシーンもあるので見逃せません。

そして、この物語の一番大きなテーマといえば、『カミングアウト』です。

真琴は、女装姿でいることで沢山の人を誤解させてしまっています。

そう、真琴の息子・崇へのカミングアウトもしなければなりません。

『本当は、お母さんじゃなくてお父さんなんだ』と急に母親にカミングアウトされたら、、。

また、崇くんにカミングアウトしなければならないことは、実は他にもあるのです。

真琴は、崇の実の親ではないのです。この2つのカミングアウトに、崇はどう向き合うのか。感動必至です!

マンガ『ニコイチ』感想/まとめ
今回は、金田一蓮十郎先生の『ニコイチ』をお勧めしました。

金田一先生独特のコメディも入れつつ泣ける場面もあり、大人の方なら誰でも楽しめる作品になっています。

あふろこ
複雑なテーマが絡み合う作品ですが、読了後はとてもスッキリした気持ちになります。ぜひ読んで頂ければと思います!
金田一蓮十郎 (著)

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